展示会営業代行会社5選を比較!費用相場・対応業務・選び方を解説
展示会営業代行は、展示会当日の営業スタッフ不足を補うだけでなく、名刺獲得や商談設定、展示会後のリードフォローまで支援を受けられるサービスです。
しかし、営業代行会社によって対応範囲は異なります。ブースでの呼び込みに強い会社もあれば、獲得した名刺への架電や商談化を得意とする会社もあります。
そのため、展示会営業代行を選ぶ際は、料金の安さだけでなく、自社が解決したい課題とサービスの対応範囲が一致しているかを確認することが重要です。
本記事では、展示会営業代行に依頼できる業務、公開料金をもとにした費用相場、代表的な5社の比較、選び方、導入手順を解説します。展示会後の営業フォローを改善する方法も紹介するため、出展成果を商談や受注につなげたい企業は参考にしてください。
展示会営業代行とは?依頼できる業務とサービスの特徴
展示会営業代行とは、企業が展示会を通じて見込み顧客を獲得し、商談につなげるための営業活動を外部企業に委託するサービスです。
展示会の準備段階から当日の営業活動、展示会終了後のフォローまで幅広い支援があります。ただし、すべての営業代行会社が一貫して対応しているわけではありません。
一般的な営業代行・展示会運営代行との違い
| サービス | 主な役割 | 主な成果指標 |
|---|---|---|
| 展示会営業代行 | 展示会に関わる営業活動 | 有効名刺数・商談数 |
| 一般的な営業代行 | 新規開拓・既存顧客営業 | 商談数・受注数 |
| 展示会運営代行 | 出展準備・施工・会場運営 | 運営品質・集客 |
| 受付・呼び込み代行 | 来場者対応・集客補助 | 対応人数・誘導数 |
展示会運営代行は、ブースの設営や備品管理、当日の進行管理などが中心です。一方、展示会営業代行では、来場者のニーズを把握し、次の商談につなげる営業活動を重視します。
また、受付スタッフや呼び込みスタッフは、営業商談や専門的な商材説明まで担当するとは限りません。依頼前に担当業務を明確にしましょう。
展示会前・当日・会期後の3つの支援領域
| タイミング | 主な業務 | 目的 |
|---|---|---|
| 展示会前 | ターゲット設定・トーク設計・スタッフ研修 | 営業活動の準備 |
| 展示会当日 | 呼び込み・商材説明・名刺獲得・商談打診 | 接点と商談機会の創出 |
| 展示会後 | リード整理・メール・架電・商談設定 | 獲得リードの商談化 |
展示会で名刺を多く獲得できても、その後のアプローチが不十分であれば、商談につながらない可能性があります。
展示会を営業チャネルとして活用するためには、当日だけでなく、会期後の営業体制も含めて設計する必要があります。
展示会営業代行に依頼できる業務一覧
依頼できる業務は、展示会前の準備、会期中の営業、会期後のフォローに分けられます。どこまで委託するかによって必要な人員や費用が変わります。
展示会前の営業準備・戦略設計
展示会前の支援では、当日の営業活動を効率よく進めるための準備を行います。
- ターゲット企業・担当者の整理
- 名刺獲得数や商談数などの目標設定
- 営業トークスクリプトの作成
- 営業スタッフの手配・事前研修
- 商材の特徴や競合との違いの共有
- 来場者のヒアリング項目の設計
- 展示会後のリードフォロー体制の準備
特に重要なのが、商談につながりやすい顧客の条件を決めることです。ターゲット企業の業種、企業規模、導入時期、検討課題などを整理しておくと、営業スタッフが優先すべき来場者を判断しやすくなります。
展示会当日の営業・名刺獲得代行
展示会当日の営業代行は、会場での接点を増やし、見込み顧客を獲得することが主な目的です。
- 通路を歩く来場者への声かけ・呼び込み
- 商品・サービスの説明
- 来場者の課題や検討状況のヒアリング
- 名刺交換や連絡先の取得
- 見込み度の高い来場者の選別
- 商談・アポイントの打診
- 営業担当者への引き継ぎ
- 会話内容や顧客情報の記録
例えば、自社社員2名だけでは来場者対応が追いつかない場合、呼び込みや一次説明を外部スタッフに任せ、社員が具体的な商談に集中する体制が考えられます。
ただし、専門性の高い商材では事前研修が不可欠です。契約前に、どの程度の説明やヒアリングまで担当できるか確認してください。
展示会後のリードフォロー・商談獲得代行
展示会後の営業代行では、獲得した見込み顧客へ継続的にアプローチし、商談機会を創出します。
- 展示会で獲得した名刺・リード情報の整理
- 重複データの除去と優先順位づけ
- お礼メールの送信
- 電話によるフォローアップ
- 資料送付後の検討状況の確認
- 商談・アポイントの設定
- 断り理由や再接触時期の記録
- 過去の展示会名刺への再アプローチ
展示会後の営業活動では、すぐに商談化する顧客と、将来的に検討する顧客を分けて管理することが重要です。
特に、展示会後に獲得リードへの架電や継続フォローが追いつかない企業は、会期後の業務だけを委託する方法もあります。
例えば、MOVEMENTのリードフォロープランは、リードへの接触、見込み度による仕分け、商談化に向けたフォロー、営業結果の記録などを支援しています。
展示会営業代行の費用相場と料金体系
展示会営業代行の料金は、当日のスタッフ数や稼働日数、事前研修、会期後のフォロー範囲によって変わります。
2026年10月28日に確認した各社の公開料金では、展示会当日の営業スタッフ費用として1名1日あたり29,700円(税込)から50,000円(税区分は各社条件による)の例があります。
これは確認したサービスの公開価格帯であり、業界全体の平均価格を示すものではありません。
展示会営業代行の主な料金体系
| 料金体系 | 課金方法 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 日額・人日型 | 人数×稼働日数 | 会期中のスタッフ補充 |
| 時間単価型 | 実働時間に応じて課金 | 短時間の営業支援 |
| 月額固定型 | 月単位で一定額 | 継続的なリードフォロー |
| 成果報酬型 | 獲得商談などに応じて課金 | 成果を基準にした委託 |
| 従量課金型 | リード数・架電数などに応じて課金 | 対象件数が明確な業務 |
| 固定+成果報酬型 | 基本費用+成果費用 | 稼働と成果の両方を管理 |
成果報酬型の場合、「アポイントを獲得した時点」なのか「商談が実施された時点」なのかによって費用の発生条件が異なります。
見積もり時には、成果の定義、キャンセル時の扱い、商談の品質条件まで確認しましょう。
営業代行会社の公開料金例
| 会社・サービス | 公開料金 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 日本営業代行 | 29,700円(税込)〜/人日 | 展示会当日の営業、1日から相談可 |
| リベラルハーツ | 50,000円/人日、初期100,000円 | 会期後フォローは別途見積もり |
| セカツク「メイカク」 | 50,000円/人日、初期100,000円 | 最低2名・3日間から |
| ENERALL「EDSPro」 | 35,000円/日〜 | 人数・日数に応じた見積もり |
| MOVEMENT | 受注アシスト:初期100,000円、1件900円〜など | 会期後の営業支援。件数・期間で単価変動 |
※料金情報の確認日:2026年10月28日。税区分が明示されていない料金は、税区分を断定していません。MOVEMENTの初期費用と件数単価は税抜表示です。最新料金や適用条件は各社の公式ページをご確認ください。
なお、展示会当日のスタッフ費用と会期後のリードフォロー料金は業務内容が異なるため、単価だけで比較することは適切ではありません。
展示会営業代行で発生する費用の内訳
費用を比較する際は、スタッフの稼働単価だけでなく、次の項目も確認してください。
- 初期設定費・営業戦略設計費
- スタッフの稼働費用
- 事前研修・トークスクリプト作成費
- 交通費・宿泊費
- 現場責任者・営業管理費
- 名刺データ化費用
- 架電・メール対応費用
- アポイント獲得報酬
- レポーティング費用
例えば、当日のスタッフ費用が安くても、最低発注日数や初期費用が大きい場合、総額は高くなる可能性があります。
3日間の展示会に営業代行を導入した場合の費用シミュレーション
ここでは、3日間の展示会に営業スタッフ2名を配置し、会期後に200件のリードをフォローするケースを想定します。
以下の単価は計算用の仮定であり、特定企業の見積もりや業界平均ではありません。
| 費用項目 | 計算条件 | 金額 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 1回50,000円 | 50,000円 |
| 当日営業スタッフ | 40,000円×2名×3日 | 240,000円 |
| 会期後フォロー | 1,000円×200件 | 200,000円 |
| 合計 | 交通費等を除く | 490,000円 |
仮に展示会で300件のリードを獲得し、そのうち200件をフォローすると、上記条件では合計49万円となります。
実際には、スタッフの最低発注条件や対応範囲、架電回数などによって総額が変わります。同じ条件で複数社から見積もりを取得することが大切です。
展示会営業代行を利用する5つのメリット
1. 営業スタッフ不足を補える
展示会では、来場者が集中する時間帯に対応が追いつかないことがあります。外部スタッフを配置することで、声かけや一次説明の機会を増やせます。
特に少人数の営業チームや、複数の展示会へ出展する企業にとって有効な選択肢です。
2. 社員が重要な商談に集中できる
呼び込みや基本説明を外部スタッフへ任せれば、社員は詳しい商材説明や具体的な導入相談に時間を使えます。
専門的な説明や価格交渉は自社社員が担当し、初期接点を外部へ委託する役割分担も可能です。
3. 営業ノウハウを取り入れられる
展示会営業の経験を持つ会社から、声かけの方法、ニーズの聞き出し方、商談打診などのノウハウを取り入れられます。
ただし、営業品質は担当者や研修内容によって異なるため、実績や担当スタッフの経験を確認する必要があります。
4. 展示会後の営業対応を継続できる
展示会が終了すると、営業担当者は通常業務に戻るため、大量の名刺に継続的に対応できない場合があります。
会期後のフォローを委託すれば、架電や再接触などの営業活動を継続する体制を整えられます。
5. 商談獲得までのプロセスを可視化できる
記録やレポーティングに対応した営業代行会社であれば、架電件数、接続結果、商談数、断り理由などを継続的に把握できます。
単に名刺を集めるだけでなく、次回の展示会や営業施策に役立つ情報を蓄積できる点もメリットです。
展示会営業代行のデメリットと対策
営業代行にはメリットがある一方、外部委託ならではの課題もあります。契約前に対策を検討しておきましょう。
| デメリット | 対策 |
|---|---|
| 外注費用が発生する | 目標商談数と許容CPAを決める |
| 商材理解が不足する | 事前研修とFAQを準備する |
| 営業品質に差が出る | 担当者の経験と管理体制を確認する |
| 商談の質が低下する可能性 | 有効商談の条件を定義する |
| 顧客情報の管理が必要 | 権限・保存期間・削除方法を定める |
| 営業ノウハウが残りにくい | 会話ログと改善結果を共有してもらう |
| 引き継ぎ漏れが生じる | CRMへの登録項目と担当者を決める |
特に注意したいのが、商談の件数と質の違いです。アポイント数が多くても、対象外の企業や検討意欲の低い顧客ばかりでは、受注につながりません。
契約時には、対象企業の条件、商談として認める基準、必要なヒアリング情報などを明確にすることが重要です。
展示会営業代行会社おすすめ5社を比較
展示会営業代行を選ぶ際は、展示会当日の営業に強い会社と、会期後の営業フォローに強い会社を分けて検討しましょう。
ここでは公式サイトで公開されている情報をもとに、特徴の異なる5つのサービスを紹介します。掲載順は優劣を示すランキングではありません。
1. 株式会社セカツク|展示会当日からフォローコールまで対応
株式会社セカツクの「メイカク」は、展示会での新規顧客開拓を支援する営業代行サービスです。
展示会当日の呼び込み、商材説明、名刺獲得、ニーズ確認、アポイント設定などに対応しています。会期後のフォローアップコールや商談設定も依頼できます。
公開料金では、ブース代行の初期費用10万円、営業担当者の活動費1名1日5万円が設定されています。最低発注条件は1日2名以上、3日間1セットからです。
向いている企業:展示会当日の名刺獲得から会期後の商談設定まで、一括して委託したい企業。
公式サイト:セカツク「メイカク」
2. 株式会社リベラルハーツ|営業経験者による展示会支援
株式会社リベラルハーツは、展示会当日の営業支援から会期後のフォローまで対応するサービスを提供しています。
法人営業経験のある人材による声かけ、商材説明、ニーズ把握などを特徴としています。
公開料金は、展示会同行費用が1名1日5万円、初期費用が10万円です。会期後のフォローコール費用はリード数に応じた見積もりとなっています。
向いている企業:営業経験を持つ外部人材を配置し、来場者対応の質を重視したい企業。
公式サイト:リベラルハーツの展示会営業代行
3. 日本営業代行株式会社|1日単位のスポット依頼に対応
日本営業代行株式会社は、展示会での呼び込みやパンフレット配布、出展物の説明などに対応しています。
公式サイトでは1名1日29,700円(税込)からの料金が公開されており、1日単位の依頼も可能とされています。交通費などは別途必要です。
展示会当日の人員補充を中心に検討したい企業にとって、比較候補となるサービスです。
向いている企業:短期間の展示会で営業スタッフを補充したい企業。
公式サイト:日本営業代行の展示会営業代行
4. 株式会社ENERALL|展示会当日と会期後の営業を支援
株式会社ENERALLが提供するEDSProは、展示会における来場者へのアプローチ、名刺獲得、営業活動、会期後のフォローなどを支援するサービスです。
展示会当日の営業に加え、フォローコールも提供しており、出展後の商談機会の創出まで検討できます。
公開料金では展示会当日の稼働費として1日35,000円からの記載があります。人数、日数、開催地などに応じて費用が変わります。
向いている企業:展示会での接点づくりと会期後のアポイント獲得を組み合わせたい企業。
公式サイト:ENERALL「EDSPro」
5. MOVEMENT株式会社|展示会後のリードフォロー・商談獲得に対応
MOVEMENT株式会社は、商談獲得前の営業活動を支援する「受注アシスト」を提供しています。
主な支援内容は、過去リードや展示会名刺へのアプローチ、見込み顧客の分類、営業活動の記録、商談設定、営業チームへの情報引き継ぎなどです。
展示会当日の呼び込みやブース常駐ではなく、展示会で獲得したリードを商談につなげる営業支援を中心に検討する企業に適しています。
受注アシストの公開料金は、初期費用10万円(税抜)、1件あたり900円〜2,000円(税抜)です。単価は月間アプローチ件数と契約期間によって異なります。
架電結果だけでなく、顧客の反応、断り理由、次回アプローチの判断材料を蓄積する点も特徴です。
向いている企業:展示会後のフォローが追いつかない企業、獲得名刺を商談につなげたい企業、過去の展示会リードを再活用したい企業。
サービス詳細:MOVEMENTの営業支援サービス「受注アシスト」
5社のサービス比較まとめ
| サービス | 主な支援領域 | 会期後フォロー | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| セカツク | 当日・会期後 | 対応 | 一貫した展示会営業支援 |
| リベラルハーツ | 当日・会期後 | 対応 | 営業経験者による支援 |
| 日本営業代行 | 当日中心 | 個別確認 | 1日単位の依頼 |
| ENERALL | 当日・会期後 | 対応 | 営業から追客まで |
| MOVEMENT | 会期後中心 | 対応 | リード管理と商談獲得支援 |
自社の課題が展示会当日のスタッフ不足であれば、会場での営業活動に対応する会社を選びましょう。
一方、名刺は獲得できているものの商談につながっていない場合は、展示会後のフォローや継続追客に強い営業代行会社が候補となります。
展示会営業代行会社の選び方|失敗しないための7つのポイント
1. 自社が委託したい業務に対応しているか
まず、委託したい業務が展示会前、当日、会期後のどこにあるか整理しましょう。
例えば、呼び込みスタッフだけが必要な企業と、展示会後の商談獲得を任せたい企業では、選ぶべきサービスが異なります。
2. BtoB営業と展示会の実績があるか
法人営業では、顧客の業種や役職、意思決定プロセスを把握した対応が重要です。
展示会での支援実績に加え、取り扱う商材や対象業界に近い経験があるか確認しましょう。
3. 商材理解と事前研修の体制があるか
営業スタッフが商材を十分に理解していないと、来場者からの質問に回答できず、商談機会を逃す可能性があります。
事前研修の内容、営業トークの作成方法、回答できない質問への対応ルールを確認してください。
4. 商談獲得の質を評価できるか
単純な名刺獲得数やアポイント数だけでなく、対象企業の条件や導入意欲を確認できる体制が理想的です。
商談として認める条件や、担当者へ引き継ぐ情報を事前に決めましょう。
5. 展示会後のフォローまで対応できるか
展示会当日の営業代行を依頼する場合でも、終了後のリード対応を誰が担当するのか決めておくことが重要です。
自社の営業担当者だけでは対応できない場合、会期後のフォローを別の営業支援サービスへ委託する方法もあります。
6. 費用体系と契約条件が明確か
公開料金が同じでも、初期費用、最低発注人数、必要日数、交通費、成果報酬などによって総額が変わります。
見積もり時には、税区分や契約期間、追加費用の発生条件まで確認してください。
7. レポートと顧客情報の管理体制があるか
営業代行を利用する場合、個人情報を含む名刺データや商談情報を外部企業と共有することがあります。
情報の受け渡し方法、アクセス権限、保存期間、契約終了後の削除方法を確認しましょう。
また、架電結果や断り理由などの共有方法も重要です。CRMやSFAと連携できるか、定期的な改善ミーティングがあるかも比較してください。
自社対応と展示会営業代行はどちらを選ぶべき?
すべての営業活動を外部委託する必要はありません。自社の営業リソースや商材の専門性に合わせた役割分担が効果的です。
| 比較項目 | 自社対応 | 営業代行 |
|---|---|---|
| 商材理解 | 高めやすい | 研修が必要 |
| 人員確保 | 社内リソースに依存 | 外部人材を活用可能 |
| 費用 | 人件費・機会費用 | 委託費用が発生 |
| 運用の柔軟性 | 社内で調整しやすい | 契約範囲による |
| 営業ノウハウ | 社内に蓄積しやすい | 外部の知見を活用可能 |
| 大量リードへの対応 | 人員不足が課題になりやすい | 体制拡張を相談できる |
例えば、技術的な説明や具体的な商談は社員が担当し、呼び込みや一次接触、展示会後のフォローを外部委託する方法があります。
特に展示会で一定数のリードを獲得できている企業は、会期後の商談獲得プロセスを見直すことで、追加出展を行わずに既存リードを活用できる可能性があります。
展示会営業代行を導入する9つの手順
- 展示会の目標を設定する:名刺数、商談数、受注目標などを決めます。
- 委託範囲を整理する:準備・当日・会期後のどの業務を外注するか決めます。
- 営業代行会社を比較する:対応範囲、実績、費用、契約条件を比較します。
- 予算と成果基準を決める:許容費用や有効商談の定義を明確にします。
- 商材・ターゲット情報を共有する:提案資料、顧客条件、想定課題を共有します。
- 営業トークと対応ルールを整備する:ヒアリング項目やエスカレーション方法を決めます。
- 営業活動を実施する:会期中の対応や会期後のフォローを進めます。
- 顧客情報を引き継ぐ:会話内容、検討状況、次回対応予定を共有します。
- 成果を分析・改善する:商談数や受注率などを確認し、次回施策へ反映します。
導入時に特に重要なのは、営業代行会社と自社の担当範囲を明確にしておくことです。
アポイント獲得後に誰が顧客へ連絡するのか、商談情報をいつ共有するのかまで決めておくことで、引き継ぎ漏れを防ぎやすくなります。
展示会営業代行の成果を高める5つのポイント
1. 名刺獲得数だけを目標にしない
展示会の成果を評価する際、名刺獲得数だけでは営業活動の質を十分に判断できません。
ターゲット企業との接点数や商談数、受注数など、次の営業成果につながる指標も設定しましょう。
2. 見込み顧客を優先度別に分類する
獲得したリードをすべて同じ方法でフォローするのではなく、導入時期や検討状況に応じて分類します。
- A:具体的な導入検討があり、早期商談が必要
- B:課題や関心はあるが、導入時期は未確定
- C:情報収集段階で、継続的な接点づくりが必要
上記は分類例です。自社の商材に合わせて条件を定義することが大切です。
3. 展示会当日の会話内容を残す
名刺情報だけでは、来場者がどのような課題を抱えていたのか分からない場合があります。
検討している商品、導入時期、予算、競合状況、次回対応予定などを記録しておくと、会期後の営業につなげやすくなります。
4. 展示会後のフォローを事前に設計する
会期後のフォロー担当者や対応方法は、展示会が始まる前に決めておくことが望まれます。
リードの優先順位に応じてメール、電話、資料送付、再接触などを組み合わせ、対応履歴を一元管理しましょう。
展示会後の営業を継続的に実施できない場合は、過去の展示会名刺を再活用するMOVEMENTの掘り起こしプランも選択肢となります。
5. 断り理由を次回の営業改善に活かす
商談につながらなかったリードも、営業改善に役立つ情報を持っています。
予算が合わない、導入時期が先、対象サービスが合わない、すでに競合を利用しているなど、断り理由を分類することでターゲットや営業トークの見直しにつなげられます。
展示会営業代行のKPIと費用対効果の計算方法
営業代行の効果を判断する際は、接点数から受注までの各段階を分けて確認します。
| KPI | 計算式 |
|---|---|
| リード獲得単価 | リード獲得費用÷獲得リード数 |
| 電話接続率 | 接続できたリード数÷架電対象リード数×100 |
| アポ獲得率 | アポ獲得数÷対象リード数×100 |
| 商談化率 | 実施商談数÷対象リード数×100 |
| 受注率 | 受注数÷実施商談数×100 |
| 商談獲得単価 | 商談獲得に関わる費用÷実施商談数 |
| 顧客獲得単価 | 顧客獲得に関わる費用÷受注顧客数 |
| ROI | (施策による利益-施策費用)÷施策費用×100 |
※電話接続率や商談化率は、分母の定義を統一して継続比較してください。ROI計算では利益と費用の計上範囲を明確にします。
300件のリードを獲得した場合の試算
以下は展示会後の営業フォローによる成果をイメージするための仮定です。実際の商談化率や受注率を示すものではありません。
| 項目 | 仮定・計算結果 |
|---|---|
| 獲得リード数 | 300件 |
| フォロー対象 | 200件 |
| 獲得アポイント数 | 20件 |
| 実施商談数 | 16件 |
| 受注数 | 4件 |
| 平均受注額 | 500,000円 |
| 受注売上 | 2,000,000円 |
| 粗利益率 | 40%と仮定 |
| 受注粗利益 | 800,000円 |
| 営業代行費用 | 490,000円 |
| 営業代行費用に対する試算ROI | 約63.3% |
この例では、受注粗利益80万円から営業代行費用49万円を差し引くと、31万円となります。
ただし、この計算には展示会の出展料、ブース施工費、自社社員の人件費などを含んでいません。展示会全体の費用対効果を判断する場合は、これらの費用も加える必要があります。
展示会名刺の掘り起こしで商談を創出した成功事例
マックスバリュ東海株式会社|過去の展示会名刺から11%以上が商談化
マックスバリュ東海株式会社は、企業・施設向け無人売店「Maxマート」を展開しています。
同社では、展示会で獲得した名刺にメールを送った後、反応があった企業以外への継続フォローが十分に行えていないという課題がありました。
MOVEMENTは、過去の展示会等で獲得した名刺リストへの再アプローチを支援。顧客の反応や断り理由を記録しながら、継続的な営業フォローを実施しました。
公式事例によると、掘り起こし対象の名刺リストから11%以上が商談化しています。また、展示会では接点を作りにくかったエリアへの新規開拓も実施し、対象リストに対して約5%の商談化につながりました。
この成果は展示会当日のブース営業ではなく、展示会等で獲得済みの名刺への再アプローチと、新規開拓施策によるものです。
同事例から分かるのは、過去に獲得した名刺も、対象企業の条件を整理して適切にフォローすることで、商談機会につながる可能性があるということです。
詳しい施策や顧客の評価は、マックスバリュ東海株式会社の営業支援事例で確認できます。
展示会後の営業代行ならMOVEMENTのリードフォロープラン
展示会で名刺を獲得しても、その後の営業対応が追いつかない場合は、会期後のリードフォローを外部委託する方法があります。
MOVEMENTのリードフォロープランでは、獲得したリードへのアプローチから、見込み度の仕分け、商談化に向けた対応、営業結果の記録までを支援しています。
MOVEMENTが支援する主な営業活動
- 獲得リードへの一次接触
- 顧客の検討状況に応じた優先順位づけ
- 電話などによる継続的なアプローチ
- 商談獲得に向けたヒアリング
- 断り理由や再接触時期の記録
- 営業活動のレポーティング
- 商談担当者への顧客情報の引き継ぎ
MOVEMENTの特徴は、架電件数をこなすだけでなく、顧客の反応や断り理由を蓄積し、次の営業改善につなげることを重視している点です。
展示会当日の営業スタッフ補充ではなく、会期後のフォロー体制や商談獲得を強化したい企業に適しています。
こんな課題を持つ企業におすすめ
- 展示会後に名刺のフォローができていない
- 営業担当者が商談対応で忙しい
- 獲得したリードが十分に商談につながっていない
- 過去の展示会名刺が社内に残ったままになっている
- 架電や継続フォローの人員が不足している
- 営業活動の結果や断り理由を可視化したい
展示会で獲得した名刺を有効活用するためには、リードを継続的に管理し、適切なタイミングでアプローチする仕組みが必要です。
展示会後のリードフォローや商談獲得に課題がある場合は、MOVEMENTの営業支援サービスをご検討ください。
展示会営業代行に関するよくある質問
展示会営業代行は1日だけでも依頼できますか?
サービスによっては1日単位で依頼できます。例えば、日本営業代行株式会社は1日からの利用に対応しています。一方、最低人数や最低日数が決まっている会社もあるため、契約条件を確認してください。
展示会営業代行の料金はどのくらいですか?
確認した公開料金では、当日の営業スタッフ費用として1名1日29,700円(税込)から50,000円の例があります。ただし、初期費用、事前研修費、交通費、会期後フォロー費用などが別途必要になる場合があります。
展示会後のフォローだけを依頼することもできますか?
可能です。展示会当日の営業と会期後のフォローは異なる業務のため、獲得済みリードへの架電や商談設定だけを委託する方法もあります。
展示会営業代行はどのような企業に向いていますか?
展示会当日の営業スタッフが不足している企業や、獲得名刺へのフォローが追いつかない企業に向いています。また、BtoB営業の体制を整備したい企業にも外部支援は選択肢となります。
営業代行に依頼すれば必ず商談数が増えますか?
必ず増えるとは限りません。商材の競争力、展示会の来場者層、ターゲット設定、営業品質、会期後のフォロー体制などが成果に影響します。事前にKPIを設定し、定期的に改善することが重要です。
まとめ|展示会営業代行は目的に合ったサービスを選ぼう
展示会営業代行は、展示会前の準備、会期中の営業、会期後のリードフォローなど、さまざまな業務を外部へ委託できるサービスです。
選定する際は、費用だけでなく、対応できる業務範囲、BtoB営業の経験、商談の品質、顧客情報の管理方法を比較することが重要です。
展示会当日の人員不足が課題であればブース営業に対応する会社を、獲得した名刺が商談につながっていない場合は、会期後のリードフォローに対応する会社を検討しましょう。
展示会で獲得したリードを十分に活用できていない企業は、MOVEMENTのリードフォロープランを活用し、商談獲得に向けた営業体制の整備を検討してみてください。